控え目な生活。

敬愛するすずりんさんのブログで
なんかすごく本格的な
フランス人の作るケーキやさんがあると知って
夫を伴い早速お出掛けた。

事前に地図を見たら
あ！アオイベーカリーのあと！
行ったことはないんだが
地元愛され系のパンやさんなんだろうなと
思ってたらある日突然閉店されていて
とてもびっくりしたあのお店。

そこにフランス人が…

駐車場がお店の横にあるのは
すずりんさんのブログで知っていたけど
とても狭くて
つい先日狭い道でホイールをめっこり
傷つけてしまい
その心の傷がまだ癒えていない私にこの
駐車は無理やでと
夫に路駐で待っててもらうことに。

ケーキは少な目、五種類が2,3個ずつ。
そして、色とりどりのマカロン。
棚には焼き菓子。

ケーキはとても小振りでそして630えんとか
570えん。
正直Oh!高い！と思ったけども
そんなそぶりも見せずに
滑らかに長いフランス名を読み上げて
ケーキを３つお願いしました。
（つっかからずに読めてうれしかった）

マカロンや焼き菓子に心を奪われつつも
３つで2000円近いお値段に腰が引けて
今度、今度ねと言い聞かせてお店をあとにしました。

駐車場はその先にもあったらしく
夫はそこに車を停めていた。
聞くと
もう少し寄せて路駐しておこうとしたら
段差のステップに乗り上げたのか
大きな音がしてしまい、びっくりしたらしい
フランス人パティシエがでてきてくれたと。
それはもう滑らかに大丈夫ですか、と
日本語で聞いてくれたそうで
いや今お宅に女房がケーキをね、と
フランス人相手に臆面もなく話しかけ
こっちの駐車場を教えてもらったと。

日本語すごくうまかったそうだよ。

さて帰宅。
写真がうまくとれないので
コラージュで誤魔化してみましたよ。




チョコレートの濃厚な、オレンジのやつと
シトロンのさっぱりめのやつと
イチゴの。

あんなに滑らかに読み上げた名前、
なにひとっつ覚えちゃいなかったよ。

まず濃厚なチョコレート。
想像どおりのねっとりしっとりチョコレートの層、
口に入れると
華やかなオレンジ！
私チョコとオレンジの組み合わせは
そんなに好みではないのだけど
ディープなチョコのねっとりるつぼに
陥りそうな口をオレンジがすいっと
引き上げるようだ。

うんあのね、
ケーキの形容詞としてはどうかと思うけども
官能的。エロい。エロいです。このケーキ。
吐息がね、もれるかんじ。

そしてシトロン。
これはもう文句なくさわやか。
上からすとんとフォークを落とすと
一番下のパイと言うかタルトと言うか
そこの部分でピタッととまる。
力を入れてガシッと切ってパクっと食べると
青春のシトロン。レモン。
ああでも。濃厚なの。さわやかなのに。
そしてその底の部分が。
底にしてはもったいないおいしさ。


そしてマカロンぽいイチゴのケーキ。
夏のイチゴ。
ふわっ香るイチゴとそして、
ピスタチオ（たぶん）のクリーム。
マカロン部分の歯ごたえ。
カシュッときて、ねっとりとからみつく。
ああもう、どうにでもしてちょうだいこんなわたし。

ああ…


うん。わたしね、シャトレーゼのケーキも好きよ。
不二家のケーキだって。セブンイレブンのだって。

でもね。これはちょっとちがう。
舌がもうちがう。
フランス人パティシエって言うイメージで
そう思ってるのかしらって思ったけど
これは違う…


ああ。ねっとりうっとり。

うん、今度、税理士さんちのお土産に
マカロン買うよ。うん。

あ。タイトルの謎の言葉。
大学の第二外国語でフランス語を習った私が
これだけは忘れないようにしようと思ったフランス語。

わたしはフランス語が話せません、です。